「ぽーとせたがやからのお知らせ」Vol.22 ~6月に世田谷エリア自立支援協議会の企画、”みんなのよりどころ”を開催しました~
昨年9月におこなった「働くことについて話しませんか?」の第2弾として、障害者就労支援センター しごとねっとの湯浅さんをゲストに迎えて、障害者雇用制度や多様な働き方についてのミニ講義と、集まった方で働くことについてのフリートークをしました。しごとねっとは主に精神障害がある方の就労についてご相談を受けているところです。
参加者は、就職に向けて訓練事業所に通所をしている方や、働いていたけど今は体調が安定せず仕事をされてない方など、さまざまな立場の人がいらっしゃいました。
一部ですが、皆さんからはいただいた声をご紹介します。
<こんな働き方があったらいい>
・「仕事内容を体験できる場所があったらいい」
・「昨年仕事を退職したが、今は体調が安定せず働ける状態ではない。*せたJOBプロジェクトのような短時間雇用の働き方があるといい」
・「好きなことを仕事にしたい」
・「これまでの経験を生かせる場所で働きたい」
・「月1回くらいのペースで働きたい」
・「自分の安心できるところで仕事を試したい」
<皆さんにとって働くとは>
・「お金も大事だけど、誰かが必要としてくれることのやりがいも大切」
・「働くからには、周りの人に自分の障害のことをよくわかってもらいたい気持ちがある」
・「B型作業所と一般雇用のやりがいはがちがう。お金の面での達成感もちがう」
他にも、契約通りに会社に行けないことの心配や会社を休んでしまったらクビになってしまうのかな、という率直な気持ちも聞かれました。
一人ひとりちがう働くことへの思い。求める条件や環境もことなり、多様な働き方があって良いと感じた時間でした。
今後も障害がある方やそのご家族が、無理なく主体的に立ち寄ることができる企画を、世田谷エリアの運営委員の皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
*せたJobプロジェクト
人手が欲しい企業と、働く力があっても自信がなく就労に踏み出せなかったり、体調の波があるなどの理由で、長時間は働くことができない障害のある方とのマッチングを行う事業。
サイト
前回の様子は「ぽーとせたがやからのお知らせ vol9」の記事から、ご覧になれます。